「自己肯定感が低い母親に育てられると、子どもも自己肯定感が低くなる」
——そんな言葉を育児書やSNSで目にすると、「やっぱり私のせいなんだ」と罪悪感に苛まれ、毎晩反省してしまう。そんな経験はありませんか?
鈴木真美さんは、働きながら、小学2年生の息子さんを育てるお母さんです。彼女が「性格統計学」に興味を持ったのは、息子さんが小学1年生の夏休み明けから不登校になったことがきっかけでした。
「息子は学校へ行く気力を完全に失い、家の中でも荒れてしまいました。何とかしなければと思い、様々な方法を試しましたが、どれもうまくいかず……。そんな時、Instagramで先生の動画を見て、性格タイプごとに適した言葉がけをするという考え方に衝撃を受けました。『これは新しい!』と感じ、学ぶことを決意しました」
試行錯誤の末にたどり着いた「性格統計学」
最初に参加したのは、不登校の子どもを対象にしたフリースクールの理事長による講演会でした。そこで語られていたのは、「忘れ物をしても親が気にする必要はない。本人が学べばいい」という方針。しかし、鈴木さんの息子さんにはその方法が合わず、むしろ満たされない気持ちが強まるばかりでした。
「元々ベビーマッサージの資格も持っていたので、スキンシップを増やしたり、育児書に書いてあることを全て試したりしました。でも、どれも根本的な解決にはつながらなかったんです。育児書って、いわば『性格統計学の言葉がけ全部入り』なんですよね。響くかどうかも分からないまま、片っ端から試すのは正直しんどかったです」
そんな中で出会ったのが、「性格統計学」に基づくコミュニケーションでした。
「目の前のわが子に合った声かけができるようになると、ぐっと気持ちが楽になりました。今までのように手当たり次第に実践するのではなく、響く言葉を選べるので、育児の負担が大きく軽減されました」
「ありがとう」の言葉がけで、息子に変化が
性格統計学では、子どもの性格タイプに合わせた声かけが重要になります。鈴木さんの息子さんは「ピースタイプ」。そのため、「学校に行くこと=本人の問題」と突き放すのではなく、「登校してくれてママ嬉しいよ!」と一緒に喜ぶように意識を変えました。
すると、息子さんの様子が大きく変わったのです。
「急に元気になり、学校にも週4日通えるようになりました。まだ保健室登校ですが、以前は全く行けなかったことを考えると大きな前進です。放課後も『誰とも会いたくない』と言っていたのに、今では友達と毎日のように遊ぶようになりました。一番の変化は、生きる気力が戻ってきたことです」
育児ストレスが激減し、毎日が穏やかに
息子さんの変化と同時に、鈴木さん自身のストレスも大きく減ったそうです。
「以前は、仕事から帰ると床にゴミが散乱していて、毎日のように『ゴミ捨ててって言ったでしょ!』と怒っていました。でも、今は『ゴミ落ちてるから捨てといて』と言えば、子どもたちがすぐに動いてくれます。怒ることが劇的に減り、ただ日常会話を楽しむ日が増えました」
ストレスが減ったことで、休日の過ごし方にも変化が。
「以前は土日になるとぐったりしていましたが、今では『どこか遠出しようか』と積極的にお出かけする余裕が生まれました」
「育児がつらい」と感じるすべての人におすすめしたい
この経験から、鈴木さんは同じように不登校で悩むお母さんや、育児にストレスを感じている人に「性格統計学」をすすめています。
「育児書を読んでいると、『たくさんのことをやらなければ子どもは満たされない』と思いがちですが、性格統計学では”その子に合った言葉がけ”をするだけで、大きな変化が生まれます。さらに、自分の性格も理解できるので、子どもとの衝突を避けながら、お互いの良さを活かす方法が見えてきます」
「育児がつらい」「毎日楽しくない」「こんなはずじゃなかった」
——そんな風に感じているお母さんやお父さんがいたら、ぜひ一度性格統計学を試してみてほしいです。

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